中小企業のWebサイトを見ていると、会社概要やサービス内容だけが掲載され、長期間更新されていないサイトを見かけることがあります。
もちろん、企業サイトとして存在することには意味があります。
ただ、せっかくWebサイトを持っているのであれば、営業や情報発信の資産として活用したいところです。
まず考えたいのはCVRより「流入」
「CVRを改善したい」という相談は多いですが、アクセスそのものが少なければ、CVR改善だけでは限界があります。
そこで考えたいのが流入経路です。
- Google検索
- ブログ
- SNS
- プレスリリース
- 業界メディア
- Googleマップ
- 取引先・協力会社からの紹介
など、複数の入口を作る。
ただし、すべてを運営する必要はありません。
企業の担当者が無理なく継続できる媒体を選ぶことが重要です。
「お知らせ」を活用する
企業サイトには「ニュース」「インフォメーション」「お知らせ」などのページを設け、会社の活動を継続的に発信することをおすすめします。
新商品、施工事例、導入実績、イベント、採用情報など、ユーザーにとって意味のある情報を掲載していく。
Googleの公式情報でも、検索ユーザーに役立つ、信頼できる、独自性のあるコンテンツが重視されています。単純な更新頻度だけで検索順位が決まるわけではありません。
業界用語をコンテンツにする
専門業界なら、用語集も有効なコンテンツになります。
例えば20~30個程度の用語を、
「専門家には分かるけれど、一般のお客様には分かりにくい」
という視点で解説する。
これは検索流入だけではなく、営業時の説明資料としても使えます。
外部サイトとのつながりも大切
取引先や協力会社、業界団体など、自社と実際に関係のあるサイトから紹介してもらえる機会があれば、自社サイトへの新しい入口になります。
一方で、検索順位を上げる目的だけで不自然にリンクを増やすことは避けるべきです。Googleは検索順位を操作する目的のリンク施策をスパムとして扱う場合があります。
Web戦略は、以前から言われてきたSEO・SEMだけではなく、現在ではAEOやMEOなども含めて考える必要があります。
ただ、難しい言葉を覚えることが目的ではありません。
「お客様がどこから来て、何を見て、問い合わせにつながるのか」
これを考えることが、Web戦略の基本だと思っています。
ホームページを作って終わりではなく、少しずつ情報を追加して育てていく。
中小企業だからこそ、無理なく続けられるWeb運営を考えることが重要ではないでしょうか。
矢野千城